 |
 |



|
 |

有機デバイス研究会について |
 |
 |

有機デバイスとは
21世紀を迎え、資源、環境問題などが深刻となり、地球にやさしい科学・技術が求められています。情報処理やエネルギーなどほとんどあらゆる分野で現代生活はシリコンや金属などの“硬い”無機材料・デバイスで支えられていますが、少しずつ“柔らかい”有機材料・デバイスの占める割合も増加しているようです。材料・デバイスに軽さ、個性、やさしさ、超高集積度などの問われる時代には、分子自身に機能が備わり、自然界となじむ有機化合物が必要なのです。
言うまでもありませんが、有機化合物(分子)の最大の特徴は機能と構造の多様性でしょう。しかし分子単独ではほとんどなにも役立ちません。なんらかの形で分子を集めて組織化することが必要です。有機分子がうまく組み合わされて有用な働きをするものが有機デバイスです。脳に代表される身体の諸器官、遺伝子、あるいは光合成システムなどは有機デバイスの究極のモデルといえるものです。我々の作りうるものでも情報処理、医学、エネルギー、環境などの分野で高度な機能を発揮すると期待されます。医療用分離膜、液晶表示デバイス、有機ELデバイス、電子写真感光体、カラー写真の増感剤など既に実用化されているものも多くあります。さらに、有機薄膜太陽電池、色素増感太陽電池、有機トランジスタ、フレキシブルポリマー基板への印刷法による様々な電子回路などにおいて、有機材料の進化に加えてデバイス性能やプロセス技術の最近の進展はめざましく、実用化寸前という状況です。
有機デバイス研究会とは 有機分子を集めて組織化すると,高度な機能が発現すると同様に,関係分野の研究者の情報交換や連携がうまくいけば単独では不可能な格段な発展も期待されます。
「有機デバイス研究会」は,そのような観点から,特定の学会などに所属せず,企業や大学の研究者・技術者が異業種間の討議や情報交換を行う場を目指している非営利の独立組織です。
研究会の開催
新しい有機材料,有機デバイスの可能性,新しい現象や学問、最新の応用例などを中心に関連の無機材料・デバイスの最新の動向も取り上げ、年数回の研究会を開催しています。
幅広い分野の先進企業や大学の第一線で活躍中の研究者を中心にした研究会の運営を行っています。
また、懇親会等により、組織を越えて個人レベルでの活発な交流と情報交換を行っています。
有機デバイス研究会でカバーする主な領域
- 分子フォトニクス・分子エレクトロニクス材料およびデバイス
- 光メモリー材料・デバイス・電子材料・デバイス(導電,キャパシター、絶縁など)
- 液晶デバイス・関連材料
- 電子ペーパー・関連材料
- 屈折率制御材料・デバイス(ホログラフィック、フォトリフラクティブなど)
- 有機電界発光(EL)材料・デバイス
- 有機半導体、有機エレクトロニクス、透明酸化物
- 可逆感熱記録材料・デバイス
- エレクトロクロミック材料・デバイス
- バイオミメティック材料・デバイス・システム
- バイオベースポリマー、ブロックコポリマー、高分子表面・界面
- 微生物によるエネルギー変換・環境浄化・物質生産
- 非線形光学材料・デバイス
- 高機能ゲル材料・デバイス、自己修復材料
- センサー(ガス、バイオ、湿度、温度、など)
- イメージセンサー
- 空間光変調材料・デバイス
- バイオチップ・DNAチップ
- 先進複合材料、傾斜材料、超高強度材料
- 有機無機ハイブリッド材料・デバイス
- エネルギー変換(光起電力、蓄電、太陽電池、燃料電池、二次電池、キャパシタ)
- 高効率・高選択分離膜、ガスバリア膜
- 有機超伝導体
- スピントロニクス
- メタマテリアルズ
- アメニティ材料
- 生分解性材料
- ナノマテリアル(ナノカーボン、ナノメタル、ナノファイバー、量子ドット)
- 医療・検診
- 医歯学用材料
- 医薬(デリバリー、徐放、癌、光学療法など)
- 機能性食品
HOMEへ戻る |

 |
|
 |
 |