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1テラヘルツ(THz)とは周波数の単位であり、1012Hzのことです。「テラヘルツ波」というと、一般的に0.1~10THz付近の周波数をもつ電磁波を指します。このテラヘルツ波は、キロヘルツからギガヘルツまでの電波の高周波数の極限です。同時に光の一部でもあり、光の中では低周波の極限として、遠赤外線とも呼ばれます。
電波が使われている例としては、テレビ、ラジオ、携帯電話、電子レンジなどがあげられます。光波では、光通信、レーザ、レントゲン、放射線、リモコンなどがあります。テラヘルツ波は、電波の「物を通る性質」と、光の「直進する」性質をあわせ持っています。

テラヘルツ波は、布や紙やプラスチックなどの材料を透過しやすいので、X線のように鞄の中身を開封せずに透視することができ、X線よりもエネルギーが低いために被爆の心配がありません。またX線では形を調べることしかできませんが、テラヘルツ波ならそれが何であるのかまで知ることができます。
テラヘルツ帯の周波数はタンパク質などの生体関連分子や高分子材料、いわゆるマクロな分子における骨格振動などの固有周波数に対応しています。分子は固有振動の周波数をもった電磁波のみを吸収するので、このような周波数の電磁波を照射すれば、特定の振動だけを励起することができます。逆に、その吸収があればその振動の存在についての情報を得ることができます。
また、テラヘルツ波は超高速光通信技術、医学・薬学などへの応用が期待されています。

発生させるのが困難なうえ、まだまだ未知数の領域ですが、その可能性は医学、通信、防犯など多岐にわたっています。

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